ストレスチェック制度は、一次予防の未然防止、二次予防の早期発見と対処、三次予防の治療と職場復帰、再発予防となっていますが、ストレスチェック制度は高ストレスによるメンタルヘルス不調による病気の未然予防が目的です。ただ、高ストレス状態が続くと心身の健康に異常をきたしてしまいます。その代表的なものとしてうつ病がありますので、うつ病の特徴についてまとめました。
メンタルの病気であるうつ病
几帳面で真面目な人がなりやすく、自分ですべての責任を背負ってしまい発症することがあるうつ病。そして、自殺してしまう危険性があることから、企業として防ぐためにストレスチェック制度が導入されました。
うつ病は、治療法が確立されていますので、きちんと薬を飲むことでほぼ治ると言われています。
よく混同してしまうのが「うつ病」と「うつ状態」です。病院から診断書をもらってきて、「うつ」と書かれていますと持ってくる人がいますが、診断書の書かれている「うつ」は「うつ状態」を表し、「うつ病」とは違います。
うつ状態は、うつ病という診断とは違います。
うつ病の特徴
うつ病のタイプには3つあります。
うつ状態
うつ状態とは、うつ病ではありません。気分が落ち込むなどの症状があります。
うつ病
真面目な人がなりやすく、うつ病だと認めたくない人が多い。40代から60代の働き盛りの人に多く見られます。
新型うつ
自己中心的な人がなりやすく、自分はうつ病だと主張します。20代から30代の若い人に多く見られます。
うつ病を疑う7つのサイン
- 表情が暗く、元気がない
- 身体の痛みや倦怠感など体調不良を訴えることが多い
- 作業効率が低下したり、ミスが増えた
- 人との付き合いを避けるようになった
- 遅刻、早退、欠勤、欠席が増えた
- 趣味やスポーツをしなくなったり、外出しなくなった
- 飲酒量が増えた など
うつ病の最悪のケース:自殺のサインを見逃すな!
うつ病でもうつ状態でもできるだけ早く専門医を受診するようにしましょう。そこで注意したいのが、
- 自殺をほのめかす言葉
- 遺書を書く
- 自殺の道具を準備している
- 身辺整理をしている
- 自殺未遂をする
などですが、ヒモ類や一人旅などは特に注意しないといけません。