新入社員として入社式や配属先で挨拶(スピーチ)をすることがりますよね。普通の挨拶ではなく、印象に残る面白い挨拶をして自己アピールしたいという方もいるでしょう。ただ面白い挨拶というのは単に「ウケる」ということではありません。笑いをとるだけの話だと失礼なやつだなと思われたり、「変なやつが入ってきた」とレッテルを貼られてしまうかもしれません。そうならないように面白い(印象に残る)挨拶のポイントと注意点を押さえておきましょう。
挨拶の際に心掛けること
まず挨拶(スピーチ)をする際に、話す内容の前に心掛けておきたいポイントがりあります
身だしなみを整える
入社式ではスーツで臨んでいる方が多いと思いますが、「スーツはシワなどが入ってないか」「髪は清潔に整えられているか」、など身だしなみにも大切です。
「見た目」は第一印象を決める大きな要素です。
笑顔を心がける
笑顔で話すと人は惹きつけられるもの。自然な笑顔が一番ですが、無理に作り笑いをしても構いません。
姿勢・視線に気をつける
背筋は伸ばして姿勢は正しく、視線は前を見て(相手がいれば顔を見て)話しましょう。
特に面白エピソードがある場合は、そこのとこは作り話と思われないように手元の原稿を読んだりしないように気を付けましょう。
声のトーン
首を少し上げて話すと、声のトーンがいつもより上がり、通りもよくなります。
面白い挨拶のポイント
では印象に残る挨拶のポイントとしてどんなことがあるでしょうか
意外な趣味を発表
何をもって「意外」とするところですが、例えば「格闘技のカポエイラをやってます」とか「趣味でバンドをやってます」などの趣味・特技を入れると、めずらしさもあり印象に残るので、先輩社員や同期に覚えてもらえるこもしれません。
ただ、「◯◯のフィギュア1000体集めてます」とかだと印象に残るかもしれませんが、単に「変な人」と思われる可能性もあるので注意が必要です。
*フィギュア集めが悪い趣味だとは言いません。入社式では言わないほうがいいかと・・。
大声で話す
とにかく大きな声で話す。
インパクトがあり印象には残ります。
が、体育会系だったり自分のキャラにもより、面白く受け取られることもありますが、ヘタをすると「うるさい」「うざったい」と思われる可能性が・・。
方言を使う
全国から新入社員が集まっている場合、出身地の方言に特徴があれば、所々に入れてみると聞き手の注意を向けることになり注目されるでしょう。
ただ、小規模の入社式だと独自性が伝わり覚えられやすく、面白いかもですが、
大規模な入社式だと、人数が多く話が通らない可能性があり意味が伝わらなかったりシラケたりする可能性がありますので注意が必要です。
社長へ質問する
新入社員ならではの無礼講的なことです。
普通なら聞きづらい給料のことや社長個人の趣味とかを聞いてみてもよいでしょう。会場が和やかな雰囲気になり、笑いが起こるかもしれません。
社長は笑って対応してくれるでしょうし、もし柔軟に対応してくれる社長でないと、その会社で今後ずっと働きたいとは思わないですもんね。
もちろん入社式のことですよ。普段社長に失礼なことをいうと「クビ」になるかもしれませんよ。
こういう話(話し方)はしない方がいい
・声が小さい
声が小さくボソボソとしゃべっていると、印象が悪いのはもちろんのこと、「聞こえない!」「ちゃんと話せ!」と罵声を浴びる可能性も。
新入社員は明るく元気でハキハキしてなければなりません。
・長い挨拶
挨拶が長くなると、聞いてる方も疲れます。
自己のことや面白くないエピソードを延々話すと、シラケてしまい会場がゲンナリしてしまします。
入社式での代表挨拶の場合は3分程度、配属先での挨拶では更に短く1分程度で簡潔にしましょう。
・ネガティブなこと
例えば「去年家族の◯◯が亡くなったので、その分自分が家族を支え・・・」
感動的な話ですが、入社式や配属先での挨拶では重くて、新入社員の挨拶としては相応しくありません。
また、例えば自分の性格を「人見知りで話すのが苦手」とネガティブなことを言った場合は
最後はプラスなイメージの言葉につなげるようにしましょう。
「人見知りで話すのが苦手」ではありますが「慣れてくるととても付き合いやすいと言われます」など。
・自慢話
(中途入社の場合)
自分の経歴に華々しいものがあっても、上から目線で「どうだ」みたいな感じで話すと引かれてしまうこともあります。
「この人と一緒にやっていけるだろうか」とおもわれかねません。
・一発ギャグや下ネタ
元気さをアピールしたいがために一発ギャグを入れたり
笑いをとるために下ネタを言うのはNGです。
入社式での挨拶では相応しくないですし、下ネタは女性蔑視ととられかねません。
おわりに
「面白い挨拶をしたい」というのは、自分をよく知ってもらいたいとか覚えてもらいたいというところからだと思いますが、「ウケる}ことを狙い過ぎると、悪い意味で覚えられることになりかねません。
同僚・先輩社員や上司に「こいつと仕事をしたら楽しそうだな」と思われるのが一番ですよね。
面白いエピソードを入れた話だとしても、新入社員として入社式や配属先での挨拶をするわけですから、最低限の敬語は使いましょう。
良い印象に残る挨拶が出来るといいですね。