ストレスチェック制度の導入に伴い、人事労務担当者はその流れを十分に理解・把握しておく必要があります。まずは全体の流れ図を覚えることで、どの部分を検討しているのか、どのような繋がりがあるのかを知るのに役立ちます。
ストレスチェック制度の流れ図
厚生労働省が公開している「ストレスチェック制度の流れ」図です。ストレスチェック全体の流れを把握するのに役立ちます。細かいことは、他にたくさんありますが、おおまかな流れを把握するのに重宝します。
私は、机の間仕切りに、この流れ図を貼ってフローや関係性を確認し、また社内会議でも手元において随時確認しています。
準備段階において、実際に運用したときに起こりえることを考えながら進めていくことになりますので、ただ、ストレスチェック制度を導入すれば良いという訳にはいきません。
ストレスチェック全体の大まかな作業項目
実際に今、携わっていて、全体の大まかな項目をピックアップすると以下の8つぐらいになると思います。
- ストレスチェックを実施するのに要求されていること
- ストレスチェック実施は3つの大まかな流れの繰り返し
- 従業員への対応の仕方
- 集団ごとの集計・分析と職場改善活動
- 準備・計画、実施、評価、見直しの継続的な運営の実施方法
- ストレスチェック以外のメンタルヘルス対策との予防と連携
- 面接指導と復職支援などの就業上の措置の対応
- 無理のないスケジュール作成
また、この1つ1つの項目を詳細にしていくと、決めないといけないことや外部との調整、社内調整など人事労務担当者の人は大変です。効率よく業務を行う必要がありますが、この頑張りが他の部署の人に分かってもらえないのが、縁の下の力持ち的な部署ということなんでしょうね。
