新入社員のみなさんおめでとうございます。入社式の準備は進んでいますか。近年はつけるのも稀になってきたネクタイピンですが、「古臭いくて年配の人がするもの」、逆に「オシャレアイテムでつけるもの」とイメージがいろいろあると思います。そもそもネクタイピンの役割は何なのか?また入社式でネクタイにネクタイピンをつけてもいいのか?気をつけておくべきことはあるかなど調べてみましたのでご紹介します。
ネクタイピンの役割
ネクタイピンは字のごとくネクタイを留めるピンのことです。昔のネクタイは裏地や小剣・小剣通しが無くネクタイ自体が薄いものでした。
そのため、ピンで留めておかないとネクタイが上着から出てきたり、よじれたりしていたのでそれを防ぐために必要でした。
ただ近年のネクタイは生地も厚く、小剣通しなどもあるので、機能的な役割はあまりなくなってきており、機能的というよりアクセサリー感覚でつけることが多くなっているようです。
それでも前にかがんだ時に上着から出てきたり、だらんとなってしまうのを防止したり、特に風が強い日とかはとても助かりますよね。
入社式でネクタイにネクタイピンはつけてもいい?
近年ではアクセサリー要素の方が大きくなったとはいえ、もちろんネクタイピンはネクタイを固定してきれいに着こなすという機能的・マナー的な要素もありますのでつけるのは問題ないです。
お辞儀をした時に上着から出てきたりするのも防ぐこともできます。
ただ、派手でオシャレ過ぎるのは入社式にふさわしくないのでつけてはいけません。
ネクタイピン選び方及び種類など
ネクタイピンの選び方
入社式にふさわしいように、デザインはシンプルなものを選びます。
シンプルなデザインは新入社員らしく爽やかさと清潔感を与え好印象です。
色は無難ですがシルバー系なんかどうでしょうか。
派手ではなく入社式にはふさわしいと思います。
ネクタイピンの種類について
ワニロ式
殆どのネクタイピンがこのタイプをしています。内蔵されているバネで、ネクタイの大剣・小剣・ワイシャツを洗濯バサミの要領で挟みます。
もっとも一般的で、つけ方も簡単ですのでおすすめです。
クリップ式
マネークリップのように金属の力で挟み込むタイプです。
つけ方は非常に簡単ですが、欠点として「長期間使用していると、金属疲労により挟む力が弱くなってきます」
*ワニロ式も長く使えば、バネが弱くなってきますが、交換出来る場合もあります。
そのため、ウールやニット生地のネクタイにつけるのは劣化を早めるので控えたほうがいいでしょう。
タイタック
ネクタイピンに針を通して内側を金具で固定するタイプです。(ネクタイの大剣と小剣にタイタックの針を刺しますが、ワイシャツには針を通しません)
針で固定しているためズレることがないのがメリットですが、ネクタイに針を刺すのでネクタイを痛めやすいというデメリットもあります。
また、タイタックはオシャレなデザインのものが多く装飾品的要素が高いので入社式ではつけないほうがいいでしょう。
ネクタイピンの留める位置
男性のワイシャツは左側が上になるので、ネクタイピンは自分から見て、右から左へさすことになります。
・上着を着ている場合は第一ボタンの少し上あたりが一般的です。
ネクタイピンが少し見えてオシャレです(入社式では派手なのはしてはいけませんが)
・上着を着ていない時は、ネクタイの下の方につけるのが一般的です。
かがんだ時に邪魔にならないようにとか、風が吹いた時になびかない役目になったりします。
まとめ
ネクタイピンについて調べてみましたがいかがだったでしょうか。
入社式でネクタイにネクタイピンをつける場合は新入社員らしく好印象を持ってもらうということを考えましょう。
選び方としては
①シンプルなデザイン
②色はシルバー系
③種類はワロニ式またはクリップ式
の3点を頭にいれて見つけられてはどうでしょうか。
オシャレなネクタイピンは入社して慣れてきた頃に自分を演出するのにつけてみてはどうでしょうか。