ストレスチェック受検のお願いをするために、従業員に対して案内文を送る必要があります。案内文に記載しておくべき項目、例文についてお伝えします。

ストレスチェックの案内文に記載すべき項目

案内文には、ストレスチェックを実施するにあたり、目的や目標も記載して、従業員の心配や不安を取り除き、なるべき多くの人に受けてもらうようにすることが大切になります。この案内文を出す前に、説明をしていると思いますが、この案内文でも受けた結果によって不利益な扱いはないことを再度、伝えるようにしましょう。

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案内文に書く項目

  • 案内:実施する目的・目標などについて
  • 実施期間:具体的な日付と回答期間
  • 方法:紙、マークシート、パソコンなのか
  • 実施場所:特定の会場、個室、自席など
  • 対象者:受検する対象者を明確にする
  • 結果の取り扱い:ストレスチェックの結果の取り扱いや面接推奨などについて
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ストレスチェック実施時の例文

○○株式会社△△事業場の皆様

平素より会社の健康・衛生管理施策にご協力いただき、誠にありがとうございます。

衛生管理者(事業場内メンタルヘルス推進担当者)の○○です。

今般、セルフケア(一人ひとりが行う自身の健康管理)のさらなる充実化及び働きやすい職場環境の形成を目的に、労働安全衛生法に基づき、産業医○○および保健師○○を実施者としたストレスチェックを行います。

ご多忙の中恐縮ではありますが、上記目的を鑑みて、期間内に受けるようお願い致します。

Ⅰ.実施期間:20**年**月** 日(火)~**月**日(火)

**月**日(火)17:00までに回答をお願いします。

Ⅱ.対象者  :20**年**月1日時点で就業している社員

本メールが届いた方は対象ですので、受検をお願いします。

Ⅲ.質問数  :**問 所要時間:約**分~**分/回(就業時間の取扱いとなります)

Ⅳ.実施方法:原則としてWebにて実施

利用者ガイド若しくはURL**********を参照下さい。

利用者ガイド→ こちら

*実施結果は自身で閲覧・印刷することが可能ですので、自己管理ツールとしてご活用下さい。

*マークシート回答の方 : 後日「個人結果表(ストレスプロフィール)」を社内便で送付

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Ⅴ.結果の取扱について

ご回答いただいた個人のストレスチェック結果は、個人の健康管理を目的として、産業医・保健師のみが確認し、必要に応じて面接推奨のご連絡を個別に差し上げます。個人の結果が外部(上司・人事部門等)に漏れることは、一切ありません。

また、職場全体のストレス傾向の把握を目的に、個人が特定できないようストレスチェック結果を加工し、分析および報告書作成に使用します。

ご不明な点がありましたら○○(内線****)まで、ご遠慮なくご連絡下さい。

以上、宜しくお願い致します。

「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」より抜粋

従業員向けストレスチェック実施案内例文

このたび、説明会や朝礼、個別会議でもお知らせしているとおり、改正労働安全衛生法で義務化された、ストレスチェックを実施致します。

このストレスチェックの目的は、メンタルヘルス不調などを早期発見し、未然に防止、予防するために行なうものです。ストレスチェックは57項目のアンケート調査で、ストレスチェック実施プログラムにアクセスして頂き実施します。

アンケート項目の中には、仕事のこと、人間関係、心身の状態などが含まれているため、自席で行なうことでほかの人に見られることが心配、一人の場所で答えたいという人は会議室などを予約のうえ、対応をお願い致します。また、管理部門に連絡頂ければ対応します。

すでにメンタルヘルスの不調で治療を受けている人、特段の事情がある人、受検したくない人はストレスやメンタル面のことであるため受けなくても構わないと法律で定められています。

ただ、多くの従業員が受けることで、従業員と職場のストレス軽減、職場環境改善につながる可能性があります。そのため、一人でも多くの従業員に受けてもらいたく思っています。何か不安や疑問、心配ごとがある方は、遠慮無く管理部門に問合せ頂けますようお願い致します。

というような冒頭の案内文を弊社では検討していますので、1つの参考になればと思います。

 
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